2020年10月例会
講師:一般社団法人ローカルカラー代表 木内 孝信氏
演題:ローカルメリットクラブについて
日時:令和2年10月21日(水)18:00~
場所:レストランやま
2020年10月の例会は、当会会員の宮坂辰雄氏のご紹介により、長野・上田で会員制事業を運営している木内孝信さんにご講演をいただきました。
ローカルメリットクラブについて
長野県中野市出身の木内氏。信州大学を卒業後、地元の銀行に入行。その後会計事務所に転職し、中小企業診断士の資格を取得。後継者のためのやさしい経営塾を開講するなど、地元への貢献を模索するなか、地元に利益が落ちる仕組みをつくりたいと、2013年に(一社)ローカルカラーを設立。「ローカルメリットクラブ」というサービスを開始しました。
「ローカルメリットクラブ」は、長野県内の飲食店や温泉施設などの情報を、年に1回発行するガイドブックやホームページに無料で掲載。登録料は無料で、利用者からの売上が立った時に「割引」や「おまけ」などのサービスを提供していただくというシステム。現在、登録店は温泉施設や飲食店など約300店。一方、県内の中小企業には「社員の福利厚生」として1人当たり月200円で導入をしていただき、カードを発行。掲載店でカードを提示することで当該サービスを受けられ、使えば使うほど利用者はお得に。県内でお金を回す「お金の地産地消」を目指しています。
サービス開始から3年が経過しアンケートを実施すると、契約企業の従業員の50%に利用経験があり、15%がヘビーユーザーだそう。今後はアプリでの提供も視野に、持続可能な社会のビジネスモデルとして、今後も広めていきたいと意欲を語られました。