2023年6月 特別講演会
講師:ゴディバ ジャパン株式会社 代表取締役社長 ジェローム・シュシャン氏
演題:「ターゲット ~ゴディバはなぜ売上3倍を10年間で達成したのか?~」
日時:6月21(水)17:30~18:45
場所:長野市芸術館
コロナ明けを機に、特別講演会を企画
ここ数年、コロナ禍で例会や座楽会が思うように開催できなかったこともあり、5類に移行された今年は1つ大きなことをやろうと、ゲストを招いての特別講演会を企画しました。案内のチラシを配布し、当会会員以外の方にもたくさんお越しいただきました。
ゴディバ ジャパン社長の経営哲学
在日フランス商工会議所会頭でもあるゴディバ ジャパン社長のジェローム・シュシャン氏をお招きし、「ゴディバはなぜ売上3倍を10年間で達成したのか?」を副題に、ご自身が趣味で30年以上続けられてきた「弓道」から学んだという経営哲学を教えていただきました。
氏は「五段錬士」という、弓道の世界ではすごい腕前をお持ちです。
「正射必中」「当てるのではなく、当たる」
的(ターゲット)を前にすると当たりはずればかりが気になるものですが、大事なのは結果よりも「ミッション」。これは、弓道がアーチェリーとは大きく違う点だとシュシャン氏は言います。弓道の基本動作には「射法八節」という8つのプロセスがあり、「胴造り」「足踏み」「弓構え」「離れ」「打起し」「引分け」「会」「残心」―この8つの射法を正しく行えば、必ず的に当たるそうです。
「正射必中」すなわち「正しく、一生懸命やれば結果がついてくる」というのはビジネスにも当てはまり、これまでゴディバで実践してきた考え方。良い商品、良い接客が売上につながるのだということを、社内で徹底して共有されてきたそうです。
「当てるのではなく、当たる」
細かいマーケティング戦略や社内コミュニケーションなど、聞けば成功にあぐらをかかず「一射一射」集中することで築いてきたのが同社の実績。これからもシュシャン氏は、私たちがワクワクするようなゴディバの展開を導いていかれることでしょう。