2019年2月座楽会
講師:麺や「蔵人(くろーど)」(群馬県伊勢崎市) 代表
(株)BE AMBITIOUS 代表取締役 内野公義 氏
演題:「想いは招く」
日時:平成31年2月20日(木)18:00~
場所:レストランやま
今回は、当会の和田直前代表幹事のご紹介で、群馬県伊勢崎市で人気のラーメン店を営む内野広義氏にお越しいただきました。
内野氏は「一人でも多くの人にラーメンで幸せになってもらいたい」と、全国での出張営業活動を行っており、先日長野市に来られた縁で、当会で講演していただくことになりました。
麺や「蔵人」のはじまり
料理人として、洋食・和食・寿司まで幅広く経験を積んだ内野氏。ラーメン店を始めた際、自信が持てなくて腐っていた時期があったものの、一大決心、一念発起しました。
売り上げ倍増計画
~客単価UP×客数UP マーケティングの成功~
<SNSでのブランディング>
• お客さんに知っていただくために、Facebookを利用。伊勢崎市内の登録者に端から友達申請するも、「営業トークを一切しない」という戦略で、認知度アップ、リピート率アップに成功。
<客単価UPの商品戦略>
• 「消費者の心理的中心価格」を下回る金額を、主力商品の金額に設定。
• 「売れ筋商品」「売り筋商品」「見せ筋商品」といった集客商品の投入。
これにより、名物の「白はまぐりらーめん」「黄金の塩らーめん」が誕生。
モチベーションとなるお客さんの存在
• 金婚式の老夫婦が、大切な記念日に来店。
→ 「思いを込めて作らねば」という新たな気づきに。
• 老人ホームの皆さんが来店。
→ 食事はいつも残すというのに、笑顔で誰一人残さなかった!という驚きと喜び。
世界に出るきっかけ―大富豪「丸尾氏」との出逢い
• 異業種交流会等により、バリの大富豪「アニキ」と呼ばれる丸尾氏に出逢い、さまざまな教えをいただいた。
→ 今につながっている。
らーめんを「天職」と決めた決定的な出逢い
• SNSでメッセージをくれるも、顔も名前も知らなかった女性。「がんが治ったらもう一度、内野さんのラーメンを食べたい」という思いは叶わず、他界された。
• 「僕のラーメンで生きようとしてくれた人がいた」―その思いが今日の活動に。
いまでも命日には墓前へラーメンを作りに行っている。
出張営業開始へ
「一人でも多くの人を幸せにするラーメンを作ろう」と決意。全国どこでも「一人でも」求めがあれば作りに行きますという、出張営業を始める。長野は34都道府県目。これからも全国制覇を視野に、取り組みを続けていく。
「大切なのは、食べてくれる人に込められた『想い』」。想いにはエネルギー・波動が出るのだと内野氏は語ります。見た目とは異なり(失礼!)、お話し中に何度も涙ぐむシーンがあるなど、温かくそして熱い心で人生に向き合っている姿勢が伝わってきました。
現在の一番の夢は、店を継ぐと決心してくれた「息子を幸せにする」こと。息子さんとの約束の中にある、ラーメン屋をカッコイイと言われる職業にする!という目標に、しっかり応え突き進んでいる「カッコイイ親父の姿」が見えました。
遠くまでありがとうございました。ますますのご活躍をお祈りします。