平成30年度 第30回通常総会開催

平成30年6月18日 15:00~
於:ホテル国際21

平成30年度の通常総会が、長野商工会議所会頭の北村正博様、同工業振興委員長の小川亮夫様、同理事・事務局長の徳武高久様をご来賓に迎え、ホテル国際21で開催されました。

180618_01.jpg【議事】
議長である赤池健代表幹事の議事進行のもと、平成29年度の事業報告、収支報告、監事の浅野氏と飯田氏による監査報告がなされ、また30年度事業計画と予算案が、原案通り承認されました。

 

 

 

180618_02.jpg【祝辞】
来賓を代表して、当研究会顧問で長野商工会議所会頭・北村正博氏から、当会に対する期待と、商工会議所の活動にはより一層タイアップしてほしいとの祝辞を賜りました。

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180618_03.jpg【記念講演会】
講師: 株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチ 代表取締役 佐々木 常夫 氏
演題:個人も会社も成長するワークライフバランス

第2部は、当会発足30周年を記念しての講演会を企画し、商工会議所の会員に呼びかけ、約100名の聴講していただきました。

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個人も会社も成長するワーク・ライフ・バランス (以下レジュメから)

Ⅰ タイムマネジメント(生産性向上)はすべての基本

1. 仕事の進め方の基本  (良い習慣は才能を超える)
  • 1)計画主義と重点主義/仕事の計画策定と重要度を評価する すぐ走り出さない
  • 2)効率主義/最短コースを選ぶこと 通常の仕事は拙速を尊ぶ
  • 3)フォローアップの徹底/自らの業務遂行の冷静な評価を行いレベルアップにつなげる
  • 4)結果主義/仕事はそのプロセスでの努力も理解するが、その結果で評価される
  • 5)シンプル主義/事務処理、管理、制度、資料、会話はシンプルを以って秀とする
  • 6)整理整頓主義/仕事の迅速性に繋がる
  • 7)常に上位者の視点/自分より上の立場での発想は仕事の幅と内容を高度化する
  • 8)自己主張の明確化/しかし他人の意見を良く聴くこと
  • 9)自己研鑽/向上心は仕事を面白くする
  • 10)自己中心主義/自分を大切にするということは人を大切にすること
2. 偏見を含めてのアドバイス
  • 1)3年で物事がみえてくる  30才で立つ  35才で勝負は決まり
  • 2)礼儀正しさにまさる攻撃力はない
  • 3)朝出勤のとき走る者 遅刻する者は数歩の遅れをとる 日々10分の差、30分の差
  • 4)沈黙は金にあらず 正確な言葉、表現に気を配ること
  • 5)読書の価値は本の数ではない 多読家に仕事のできる人は少ない
  • 6)名刺の持ち方、出し方、保管の仕方は、他人に対する思いやり、関心の程度を表わす
  • 7)1つの外国語マスターは最低の条件
  • 8)酒の飲み方はその人の品性を表わす 酒の上での失敗は高くつく
  • 9)メモをとるとよく覚え 覚えると使う 使うと身につく
  • 10)東レは最終の職場ではない
  • 11)男にとって女性への考え方、対応は、人生や他人に対する考え方の程度を表す
  • 12)子供は親の鏡、親は子の鏡  子供の教育に関心を持ち、家庭、学校、社会に責任をもつこと
  • 13)出世はその人の人間性、能力、努力の1つのバロメータ
  • 14)友だちは大事にしよう  友情は手入れが必要
  • 15)人生に必要なのは勇気と希望とSome Money  身分相応の金遣い

Ⅱ ワーク・ライフ・バランスを実現する仕事術

タイムマネジメントとは最も大事なことは何かを正しくつかむこと
タイムマネジメントは時間の管理ではなく仕事の管理

1. 計画先行・戦略的仕事術
  • 戦略的計画立案は仕事を半減させる
  • 仕事は発生したときに品質基準を決める  過剰品質の排除
  • デッドライン(締め切り)を決めて追い込む
  • 時間予算の把握 (確実に使えるのは3割)
  • 部下力の強化(上司の注文を聞く・上司の強みを活かす・上手なコミュニケーション)
2. 時間節約・効率的仕事術
  • プアなイノベーションより優れたイミテーション
  • 仕事は発生したその場で片付ける
  • ビジネスは予測のゲーム  常に予測しフォローアップ
  • 口頭より文書が時間節約
  • 長時間労働は「プロ意識」「想像力」「羞恥心」の欠如
  • e-メールは正確、簡潔に  ときにメールより電話
  • 人は決め付けろ  そして修正しろ
3. 時間増大・広角的仕事術
  • パレートの法則(2割は8割)仕事を捨てる・やらないで済ます・他の選択肢の提案
  • 出ない 会わない  読まない   本当に人に会わなくてはならないか
  • 上司との付き合い方は最重要課題
  • 2段上の上司との上手な付き合い方
  • 会議は最小限に  ミーティングは頻繁に、時間設定の工夫
  • 隙間時間の活用

(参考1) WLBに成功した企業の例 (SCSK・トップの強いリーダーシップ)

主な改革

  • 1best運動
  • 1/8会議改革
  • リフレッシュデーの策定
  • 日次週次での業務の優先付け smart work challenge20
  • 裁量労働制 フレックスタイム テレワークの導入
  • すべての部長を巻き込んでの改革 5年連続増収増益
    早く帰ることが正しい  女性が活躍できない企業に未来はないという思想

(参考2) WLBに成功した中小企業の例 (長岡塗装店・松江市)

個々の社員の事情に合わせた対応
出産祝い金10万円

  • 弾力的育休
  • 保育料・介護料の支援
  • 短時間制度
  • 子ども手当(20歳まで1万円/月)
  • 代休、振り替え休日
  • 技能士の国家試験、各種資格取得の奨励・費用の補助
  • 定年70歳

効果

  • 資格者の増加
  • 仕事の質の向上
  • モチベーション向上
  • 社員の定着 売上・利益の拡大
  • 社員 9-26人 子どもの数 0-23人 子どものいる社員 0-14人

キーワード

  • 小さな会社だからこそできる
  • 人は何らかの制約を持っているという前提

Ⅲ 自分と人を活かすリーダーのマネジメント

自分なりの考え方を確立させる  主体性を持つ
目的を明確に  自分のミッションは
優先順位を決める 何が重要なことか
仕事の効率化の両輪は コミュニケーションと信頼関係
その人に合わせた対応を  人の強みを引き出す
多くを語るな 多くを聴け 
時間的(精神的)余裕を持つ
自分流のリーダーのあり方を  自然体で

(付1) 7つの習慣 (スティーブン・コヴィー)

「主体的である」    自己責任  当事者意識
「終わりを思い描くことから始める」  目標を持つ
「最優先事項を優先する」  いま何が大事か
「WIN-WINを考える」   自利他利円満
「まず理解に徹し、そして理解される」  話す前に聴く
「シナジーを創り出す」   相乗効果を生み出す 
「刃を磨く」   自分を磨く習慣

(付2) 嫌われる勇気 (アルフレッド・アドラー)

世界はシンプル  人は変われる  だれでもが幸せになれる
人は過去の「原因論」にとらわれている
「目的論」でとらえるべき 人生は誰かに与えられたものではなく自ら選択するもの
大切なことはなにが与えられたかではなく、与えられたものをどう使うか
すべての悩みは「対人関係」
人生は他者との競争ではない   我々は同じではないが対等
人間関係をタテではなくヨコでとらえる