18年2月例会

講師:ダイヤモンド・セルフ長野ファースト 代表 野池 裕子 氏

演題:「個人・組織全体に関わるメンタルヘルス対策の必要性」

日時:平成30年2月19日(月)18:00~

場所:やま茶屋

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2月例会は、ダイヤモンド・セルフ長野ファースト代表 野池裕子氏にご講演いただきました。学生時代はソフトボール部で全国ベスト8の成績を収め、社会人になってからは上場企業に就職し、接客業の楽しさを知った野池氏。順風満帆な人生に思えた矢先、「ストレス」が原因で体調不良に。薬の服用だけではなかなか症状が改善されず、いかに心の健康が身体の健康に影響を及ぼすかを痛感したそう。その後、美と健康の「美療サロン」を立ち上げたのち、企業の業績アップとメンタルヘルスをワンストップに貢献する同社を設立されました。今回の講演では自身の経験を踏まえて、メンタルヘルス対策の重要性を語っていただきました。

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個人・組織全体に関わるメンタルヘルス対策の必要性

社会的損失について~メンタルヘルス対策を怠ると~

精神疾患による社会的コストを見ると、
直接費用(医療費等)よりも、ストレスによる生産性低下等の間接費用の方が大きい
その額はなんと約3兆円にものぼる
⇒そのため、昨今では各個人が自身でストレスを上手くコントロールする「セルフケア」が推奨されている。

セルフケアの必要性

ストレスによる社会的損失を未然に防ぐためには、管理職・一般社員がそれぞれの役割に準じたメンタルヘルス対策を身に付ける必要がある

【管理職が身に付けること】
  • 部下の抱えるストレスに気づき、対処する方法を身に付け未然に防止する
  • 管理者自身もストレスに対するセルフケアを身に付け、ストレスマネジメントを発揮する体制を整える
【一般社員が身に付けること】
  • 職場や自分が抱えるストレスに気づき、対処できる方法を身に付ける
  • 周辺メンバーへのケアを身に付ける
【ここが落とし穴】

実は管理職の方が部下よりもストレス要因が多く、ケアを身に付ける必要がある。 また、管理職がストレスフルだと視野が狭くなり(=心理的視野狭窄)、社員の変化に気づきにくくなってしまう。

心のしくみ

ハーバード大学の研究によると、 人間の幸せの最大基準値=『質のいい人間関係』

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メンタルヘルスを良好に保つためには、コミュニケーション能力の向上が非常に重要

人間の意識には以下の3種類ある。

  • 顕在意識(表面化している考え方・意識)
  • 潜在意識(過去の記憶・体験から顕在意識に与える意識)
  • 集合的無意識(全ての人が共通して生まれ持つ「普遍的な無意識」)

例えば、どうしても苦手なお客さんがいる場合、顕在意識では「好きになろう」と思うが、潜在意識では「やはりどうしても苦手」と思っているので、意識同士がぶつかり合い、「頭では分かっているが、どうしてもできない…」という状態に。
この心の綱引きが続くと、自分を責めて「うつ」になってしまったり、相手を責めて攻撃的になってしまう。
このような問題を解決するためには、顕在意識、潜在意識ではなく、集合的無意識を鍛えて、変えていく必要がある。

ダイヤモンド・セルフ長野ファーストでは、この集合的無意識に働きかける研修プログラムを実施している。

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昨今、頻繁に耳にする「ストレスマネジメント」や「セルフケア」という言葉。
自分自身が充実した毎日を送るのはもちろん、周りの人が抱える悩みやストレスに気が付くためにも、積極的に取り組むべきだと改めて気づかされた講演でした。
野池様の益々のご活躍を祈念いたします。