17年9月例会

講師:株式会社やま 代表取締役社長 赤池 健 氏

演題:「元気の出る!きのこの話」

日時:平成29年9月21日(木)18:00~

場所:やま茶屋

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9月例会は、当会の赤池代表幹事にご講演いだきました。大のきのこ好きであり、きのこマイスターの資格を持つ赤池氏。自身が経営する店舗で振舞われるきのこ料理には、赤池氏自らが毎日のように山に入って採ってきた「天然きのこ」がふんだんに使用されています。長年の経験と豊富な知識をもとに、きのこの魅力について存分に語っていただきました。

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元気の出る!きのこの話

さまざまな「天然きのこ」

資料とともに3タイプのきのこをご紹介していただきました。

猛毒きのこ

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  • 代表的なのはドクツルタケ。1本食べれば、確実に「あの世行き」。見た目は、食べられるホンシメジに似ているので要注意!基本的に色が白くてカサの近くに「ツバ」があり、根元に「ツボ」(ふくらみ)があるものには近づかないように。
  • シャグアマミガサタケは猛毒を持っているが東欧の方では毒抜きをして食べるという。猛毒キノコでも、どうにかして食べてしまう人間の方が恐ろしい…?
間違いやすい毒きのこ
  • 日本三大食中毒キノコとして知られるカキシメジ。カサの裏に赤いしみがあるかどうかが見分けるポイント。
    また、きのこは焼くのが最も美味しいとされているが、全体に完全に火が通ってないこともあるので要注意。基本的にきのこは煮るのが安全。
主観的においしいきのこ
  • ヤマドリダケはイタリア語で「ポルチーニ」。さっとソテーして塩コショウをふりかけるだけでもかなり美味しい。
  • きのこの中で最も美味しいのではと思うのがアカジコウ。シーズンで10本とれるかどうかの珍しいきのこ。その姿からして美しく、見つけた際は、しばし見とれてしまう。

きのこにまつわる〇×クイズ

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Q1.松茸の名前の由来は、松の木と共生しているから。〇か×か?

A.正解は「〇」

松茸は「菌根菌」に分類される。
「菌根菌」とは、木(松茸の場合はマツ)の根の先端に「菌根」を作り、木と栄養をやりとりして共生する菌類。そのため、人工栽培ができない。

 

Q2.きのこには、制がん作用をはじめ様々な効果があるが、その効果を生かすには本来「生」で食べた方がいい。〇か×か?

A.正解は「×
きのこの繊維質は硬いため、切るなどして細かく分解した後に煮ることで、そのエキスを効率的に抽出できる。

きのこの驚くべき健康効果

  • 長野県はえのきの生産量全国1位
    えのきは発がん予防に効果的。えのき栽培農家を対象にがんによる死亡率を調査したところ、10万人中約97人と、かなり低い数値であることがわかった。
    また、えのき効果のおかげか長野県全体でも、がんによる死亡率は21年間連続で47都道府県中、最も低い。
  • ぶなしめじも長野県は生産量全国No.1
    ぶなしめじも発がん予防効果が高い。ある実験で強力な発がん物質をマウスに注射したところ、36匹中21匹が発がんした。ところが、ブナシメジエキスを注入していたマウスでは、36匹中3匹しか発がんが認められなかった。
    抗酸化作用があるため、生活習慣病の予防にも効果的。
  • きのこマイスター協会では、1日の野菜摂取目標350gのうち、約50gをキノコで摂取することをすすめている。食べるのが難しければ「えのき氷」3粒でもOK。

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「この時期は、とにかくきのこを採りに行きたくて体がウズウズする」と笑う赤池氏。 その「きのこ愛」が会場に伝わり、参加者も終始興味深げに講演に耳を傾けていました。 美味しいだけでなく、健康にもとても良いきのこ。せっかく「きのこ王国・信州」に住んでいるのですから、これを機に今まで以上にきのこを積極的に摂取していきたいものです。