14年11月例会

 講師:SECエレベーター株式会社 長野支店

          支店長

          小倉倫久 氏(当会会員)

  演題:安全・安心と適正価格への取り組み
                       〜お客様とともに歩んで47年〜

  日時:平成261127日(木)1800

  場所:やま本店

 

20141227_02.jpg   今回は当研究会会員でもあるSECエレベーター長野支店の小倉倫久氏に講演を頂きました。

   最初に5日前に発生した神城断層地震の話がありました。震源は長野県北部、白馬村を中心とした震度6弱の地震でした。長野市内も震度5で、2011年の東日本大震災の時に小倉氏が東京で感じたのと同じぐらいの揺れだったそうです。

2005年7月千葉県西部を震源とする震度5強の地震をきっかけに建築基準法が改定され、2009年9月以降エレベーターを設置する際は「地震慣性装置」を取り付ける事が義務化されました。
   この装置により、震度4より小さい地震では一度止まっても自動的に復帰しますが、震度4以上では止まった場合リセット作業をしないと復帰しません。今回の神城断層地震では自動復帰しなかったため、小倉氏も即時出社し、徹夜の作業で対応に当たりました。

 

〈万が一エレベーターを使っていて地震に遭った時の心得〉

  • 乗っているときに揺れを感じたら、全ての階のボタンを押し、止まった階ですぐに降りる。
  • 乗っていなかった場合、その後動いたとしても停止装置などで止まる恐れがあるので使用しない。
  • 閉じ込められたら、落ち着いてインターホンで外部に連絡して救助を待つ。

   今回の地震でSEC管轄内で止まったエレベーターは長野市内に集中したそうです。設置されている約55%が止まり、技術者がリセット作業をしなければなりませんでした。かなりのエレベーターが止まったものの、不幸中の幸いは閉じ込めや怪我をされた方がなく、エレベーターの破損もなかった事です。

   SECエレベーターは創業昭和42年、今年で47年目。長野支店は長野市内と松本市内の2カ所で長野県下の保守・点検を行っています。国内エレベーターメーカーは基本的に自社製品しかメンテナンスしませんが、SECは「独立系」エレベーター保守会社のため、全メーカー全機種の保守・点検を実施。全国80万台と言われるエレベーターのうち、約4万台を管理しています。<br />
   SECのメンテナンス費用はメーカーと違って、純粋な人件費と部品代のみです。多数のビルを所有し、違うメーカーのエレベーターを管理するオーナー様でも、SECなら全メーカーを一括で管理できるというメリットもあります。最近ではマンションや集合住宅の理事会などに呼ばれ、メンテナンスをご検討いただくことも増えています。

   途中、5分程度の会社説明用ムービーを見せていただき、創業者の思いや社員教育の方針などもよく理解できました。自社に設置されていなくとも、あちこちでエレベーターに乗る機会は多いもの。緊急時に私たちが取るべき行動のほか、エレベーターに関する雑学なども教えていただき、実生活にとても参考になる講演会でした。

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