本会の目的

本研究会は、長野商工会議所会員企業相互の情報交換、技術やノウハウの交流、研究等の活動を通じて、会員企業の経営体質の強化を図るとともに、新事業創出の研究等も行います。

令和3年度異業種交流研究会事業計画

(令和3年4月1日~令和4年3月31日)

基本方針

 昨年のわが国の経済は、コロナ禍に翻弄された一年であった。中国から発した新型コロナウイルス感染拡大の影響は甚大であり、経済活動だけでなく、文化的な活動やスポーツ、子供たちの学校生活など、その在り様が大きく変容してしまった。大規模イベントは延期や中止、もしくは規模を縮小しての開催となり、学校行事などの比較的小規模なものも、例外なくその影響を受けた。感染拡大による経済活動の縮小は、雇用の悪化を招き、非正規雇用の失業が増え、所得格差が広がる一方である。また、世界では、「変異株」が感染し始め、その感染スピードはすさまじく、瞬く間に広がっていった。同時に進んだ「ワクチン」のその迅速な接種と感染防止の効果が期待されている。

 県内経済では、新型コロナウイルス感染拡大による観光業への影響が大変深刻であり、宿泊業や、土産品などの小売業、飲食店の売上も大きく落ち込んだ。移動自粛はバス・鉄道などの交通産業にも大きく影響を及ぼす一方、テレワークの推進による首都圏から県内への移住者の増加も招いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響はこれからも続くと見られ、官民一体となった対策だけでなく、我々自身の意識も変えていく必要がある。

 このような状況の中、当研究会では昨年度、予定されていた講師を招いて時事問題や経済情勢をテーマにした「例会」、及び新たな発見・発想転換を図るための「座楽会」の多くが、緊急事態宣言などを受け、開催中止を余儀なくされた。

 本年度の事業推進にあたっては、新型コロナウイルス感染対策を十分に講じながら、月例の「例会」「座楽会」を開催、多彩な講師を招き会員相互による意見交換会や自社紹介等を行い、経営上の悩みや諸問題、企業の体質強化等を自由活発に話し合えるような場としていく。さらに経営環境の変化に対する適応力強化をテーマとして資質向上を図るよう、会員各位が積極的な事業活動を下記により展開していく。

  1. 当研究会の活性化を基本にした会員増強と組織強化(随時実施)
  2. 会員相互の意見・情報交換、講師を招いての例会
  3. 新たな発見・発想の転換を図る座楽会
  4. 地域活性化に向けての活動(新商品開発や新事業創出に向けた研究を随時実施)
  5. 新しい視点に立った企業経営を実践するための視察研修(年1回実施)
  6. 会報クロワゼの発行、ホームページの更新(随時発行、随時更新)
  7. 関係団体との情報交換・連携 (随時実施)